Autodesk Revit公式トレーニングガイド

---Revitのトレーニングガイド執筆者のフォローブログです---

最近必要だと思うこと

最近必要だと思い、勉強しなければと思うことが、二つあります。

ひとつは、プロジェクトマネジメントの手法。BIMは業務改革なので、プロジェクトを立ち上げ、それを一つずつ確実に遂行し、成果をあげなければなりません。漠然とrevitに取り組んでも、会社を変えることはできないから。

もう一つは、IT技術とBIMの融合です。たぶん、ここがBIMのゴールに近いのだろうなと思います。クラウドなどの技術がどう接点をつくるのか、楽しみでもあります。

建物を作る技術から使う技術へと。そして新たなサービスを生む技術へと。

建設業界は、その仕事のあり方も、変えねばならない時期が、きっと来るでしょうね。

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トレーニングガイド改訂について考える 1

おはようございます。REVITトレーニングガイド、大学とかでも使って頂いたりして、増刊を何度か繰り返してきました。
そろそろ改訂を考えています。時代と共に要求されるREVITも変わってくると思うのです。

まず、2Dとの連携や移行については、まだ大きな壁ですが、もうそれほど意識しなくていいのかな、と思います。
また、パラメータ設定と活用については、その便利さと、逆の危険性を書いておくべきかと思いました。
あとは、バージョンアップに伴う、新規機能など。できれば、navisworksについても、書きたいところです。それとも、DOCSかな?

ご意見あれば、お聞かせ下さい。

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Revit2018

Revit2018が届いたので、開いてみた。
なんとなく違和感があったので、なんでかなと思ったら、アプリケーションメニューが機能しなくなっている。もともと左上のRの地のところがアプリケーションメニューと言って、これをおしてファイルを開くとか、印刷するなどといった基本的な機能が選べるようになっていた。
この機能の代わりに、「ファイルタブ」というものが出来ている。これがアプリケーションメニューの機能を果たしている。

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Revit2017は下記のようにRボタンが大きかった。まあ、見た目の問題だけど、初めて使う人には2018のファイルタブの方がわかりやすいんだろうなと感じた。
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そのほかいろいろあるみたいですね。
また報告します。

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シンガポールのBIM

 シンガポールのBIMについて、様々な情報が届いてる。確認申請はBIMだとか、BIMマネージャーの資格があるらしいとか。一度見てみたいものだと思っていたら、今年の1月に、視察に行く機会を得た。
 ここで見たこと、感じたことは山ほどある。これらは今後の糧となってゆくだろう。帰ってきてからのBCA(シンガポール建設局)が公開している英語の資料を、眺めている。英語ができれば苦労しないんだけども、この宝の山で、なかなか読み進んでいかない自分が少し悲しい。
 でも眺めていると少しづつ理解できてくる部分がある。たとえば、BEP(BIM Execution Plan)についてのガイドラインがあるので、少し紹介してみたい。
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 「BIM実行計画」と書かれたこの資料は、どうやら「BIMプロジェクトの実施計画」のようである。BEPには8つのステップがあるということである。WS000320.jpg

ステップ1
  BEPテンプレートにプロジェクト情報を記載する。BEPテンプレートというのは、BIM実施計画書の雛形のようである。BEPテンプレートのプロジェクト情報というのは下記で、この例では、プロジェクト名・プロジェクト番号・契約タイプ・伝達方法・プロジェクトの概要と住所といった基本的な情報である。
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ステップ2
 プロジェクトの組織を記載する。特に、BIMマネージャーとBIMコーディネーターが誰かを明確にする。
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ステップ3
 プロジェクトの目標を定義する。プロジェクト目標を達成するために、BIMをどのように使うのかを定義しておく。
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 プロジェクトの目標を最初に立てておくのは、当たり前だが、実際にはできていないように思う。より具体的な目標の設定が必要である。

 ステップ4
 プロジェクトの「BIMユースケース」と成果物を定める。付加価値のある「BIMユースケース」を確認しておく。
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 「BIM USE」というのが一つの言葉として意味を持っているようである。各段階でのBIMの使い方といった意味だと思われる。

 ステップ5
 「BIM USE」ごとに、BIMの成果を確認する。誰どの段階でBIM USEによる成果を出すかを決めておく。ファイル命名則・モデル構造の確認、使用するソフトとファイル連携フォーマットを決めておく。
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 ステップ6
 ルールによるモデル要素を定義する。
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 ステップ7
 コラボレーションのプロセスを定義する。BIMデータ作成工程によるプロジェクトフローを定義する。
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 ステップ8
 BIMの技術環境を整備する。BIM活用ソフトウェアの一覧を作る。クラウドなどのワークスペースやデータベースとの連携を計画する。
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 あまりうまく訳せてないようにも思うが、シンガポールでは、BIMを細かく定義し、それを実施することで、確実に成果を上げるといった手法がとられているように思う。
 日本では、BIMについての共通のルールや考え方がなく、各社がそれぞれに、ルールを作って、それぞれBIMに取り組んでいる。こういったことが、BIMの普及の遅れを産んでいるような気がする。というようなことを、考えたりした。


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BIMにおけるサブコンの役割

7〜8年前の話である。設備部門の管理職と話をした時のこと。
私)設計段階で設備のモデルを作って納まりを確認したら、施工段階の手戻りがなくなります。だから設備もBIMに取り組むべきです。
設備)なんで設計段階で納まりを検討する必要があるん?設計での設備の役割は、仕様を決めて系統図を書き、コストをはじくこと。そこから先はサブコンの仕事だよ。
私)サブコンだって納まりを検討した上で渡した方が効率的です。いまだにPSが足りんとか、天井が納らんとかいつもそんな問題出てるじゃないですかぁ。
設備)納まっとるならサブコンはいらんわい。サブコンなしで、直接頼んだ方が安くあがるで。
納めて貰うことも含めてサブコンに依頼しとるんじゃ。

とはいえ、サブコンなしでは仕事は回らないし、設備が設計段階で完全に納めることも、ましてや直接各業者に頼むことも、無理である。
つまり遠回しに、余計な話で仕事を増やすな、と言っている。

でも、今でもサブコンさんがいなければ仕事は回らない。設計段階から頼むこともある。すると、設備のBIMはサブコンさん、頼りになる。
それで良いのか?
サブコンさんは納めるのが仕事?だから、施工段階が中心となる。これが、MEPではなく、tfasが、主流である理由であると思う。

さて、BIMプロジェクトで、実際にサブコンさんと仕事をすると、なかなか面白いことがわかる。

たいがいtfasを、使っているが、下記のような傾向がある
設備>電気、施工>設計
である。

つまり施工段階の設備屋さんが、BIMに向いている。なぜなら、彼らはいつも納まりに苦労してるから、3次元で納まりを検討せざるを得ないからである。BIMは関係なく、必要だからということである。

こういった傾向から、どのようにBIMに取り組むのか?

おや、電車がそろそろ着くので、続きは次回にしよう。

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