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Autodesk Revit公式トレーニングガイド

---Revitのトレーニングガイド執筆者のフォローブログです---

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来年に向けて

今日は大晦日。早いもので2015年も終わる。
このブログ、トレーニングガイドのフォローブログであるが、わたしのBIMに関する雑記のようになっている。
その理由は、REVITを学ぼうとする人は、BIMを目指す方が大多数なので、私の経験なども、役に立つと思ったからである。これは2016年も続けたいと思っている。

ただ、トレーニングガイドも、書き足りないものが山ほどあるので、何らかの形で、続編を、と考えている。

まず、テンプレートの作り方を説明したい。テンプレートは、REVITによる作業のルールや、手順、作業に便利な工夫などを事前に用意した、プリセットデータのようなものである。テンプレートの出来が、REVITの作業性に大きく影響する。

ただ、テンプレートの説明の前に、図面枠について、説明しようと考えている。図面枠はファミリである。この図面枠ファミリを自在に作れるようになるには、トレーニングガイドのBIMワーキングについて理解しておかねばならない。

そもそも、現時点では、設計作業が、REVITの三次元のモデルだけで、終わるわけではない。整合性の高い二次元のドキュメントをどう作成し、管理するか、が問題となる。シート機能による、ドキュメントのマネージメント的な意味合いを持つ、シートや図面枠ファミリを、まず説明すべきであろう。これはまた、テンプレートを説明する上でも、必ず必要となる内容でもある。

テンプレートの次は、できればファミリの作成方法の解説がしたい。少し先になるかもしれないが、これまでのトレーニングガイドの内容に加え、コンポーネントファミリが自由に作れるようになれば、REVITをほぼ完全に理解したことになる。
その先は、まだ考えていないが、システムファミリのカテゴリごとの機能解説なだろう。

例えば、システムファミリの壁は、必ず使う機能であるが、この壁を完全に理解することも、なかなか難しい。完全に理解出来た時、また、作業改善の可能性がでてくるはずである。

テンプレート、システムファミリ、コンポートファミリの解説が終わったとき、ようやく、ほぼすべての機能が見えてくる。
その先は、BIM連携とか、設備 や構造の機能、BIM設計のチュートリアルなど、やってみたいことは山ほどある。

ただ本を書くだけでなく、直接教えたい、という気持ちもある。サラリーマンなので、なかなか難しいが、こんな大風呂敷を広げて、新年を迎えることとしよう。

来年もよろしくお願い致します。

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バーチャルとリアル

バーチャルとリアル、もしくはサイバーとフィジカル、電子の世界にある建物モデルと実際に建ててゆく建物との関係を考えてみよう。
バーチャルの世界は仮想世界であるが、そことリアルの現実世界を結び付けるのが、BIMであると言ってよい。設計作業は元々、バーチャルであり、三次元か二次元かの違いであるが、三次元は軸が増える分、圧倒的に多くの情報量を持つ事ができる。
これから先、バーチャル情報のリアルとの結びつけを進める技術や機能が次々に出されるはずである。
点群データや3Dプリンタも、そうであるが、維持管理はまさにその技術で、バーチャルモデルでリアルをコントロールしようとするものである。

さて、ここで重要なのは、意識の違いである。バーチャルの世界を認めようとせず、リアルを中心に仕事をしようとする人。理解があるふりをして、本当は何も分かってない人。
あからさまに異論を述べる人よりむしろ、賛同しているけど、わかってないひとの方が障害になる場合もある。

来年は、また新たな挑戦を始めます。

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CFDについて

CFDとBIMのあり方に興味を持ち始めたころ、機会を得て、空衛学会に参加することができた。私のように、設備もCFDも専門外の者が、よく入れてくれたと思うが、一時期は会議に出席して、論文の作成にも加わった。
http://www.comp.tmu.ac.jp/ichinose.arch/pdf/1109bim.pdf

CFDを一般化させるために、吹き出し口などの解析条件をあらかじめパーツ化して、配布しようとするものである。

CFDにおける条件設定は難しい。例えば天カセなどは、4辺のスリットから、吹き出され、中央部で吸い込まれる。吹き出し角度、温度、風速、格子設定など、経験のない私にはかなりハードルが高い。これがパーツ化されれば、ずいぶん楽になる。
CFDソフトは、REVITデータも読み込めるし、操作も思ったほど難しくない。だけど、設備やCFDの知識が欠けて、条件設定がいいかげんだと、正しい解答は得られない。

日建設計の山梨さんが、ホキ美術館の設計において、CFDで、デザインを勝ちとった、と表現された。二本のチューブのスリットの間に風が抜けることをCFDで説明し、納得して頂いた、ということである。
設計がしたいのは、そういうことである。ガラス張りや大きな吹き抜けの建物を、快適な建物とするなら、それなりの工夫をして、CFDで解析し、説明できればよい。

デザインを勝ち得るツールとしても、CFDは、必要だと思う。

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BIM3-環境解析について

BIM3では、空間アーカイブ室という部屋と階段教室という部屋で、熱流体解析を行った。
解析には設計のための解析と、クレーム対策のための解析があるが、今回は設計のための解析。
空間アーカイブ室は、地下2階から地下1階にかけての吹き抜けを持ったショールームみたいな部屋だ。空調の吹き出し口が、地下1階の天井にあるため、どのようにして暖気を地下2階に下すかが、課題である。なにも対策をしないと、暖気は天井面に溜まり暖房効率は悪い。そこで、空気の流れを作る必要がある。
①吹き出し口の吹き出し角度と吹き出し流速で調整する。
②下部に換気扇などを設置し、風の流れを作る。
③搬送ファンで下に風を送る。
などの対策がある。
まず、地下室では、簡単に換気口や換気扇を付けにくいし、吹き出し口の流速を変えても、下に届かない。

③の、 搬送ファンが、簡単で効果的だと思われるが、どこに、どのようなファンを設置すればよいか、が課題となる。
流体解析を行うと、そのシミュレーションが可能となる。単純に暖気が綺麗に下りていることを確認できればよい。
こういったことは、以前は簡単にできる事ではなかった。設定を変えて何ケースも計算をすれば、すぐに100万ぐらいになる。
それが、解析の難易度にもよるが、社内で対応できるようになった。
BIMで、このように目に見えない空間性能を見える化できるようになったことも、大きな意味がある。

BIMは、単なる3次元CADではない。様々な技術が、3DのBIMモデルを中心に結集して、品質、コスト、工期、デザイン、空間性能などの最適化を実現できる唯一の手段である。

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環境解析について

BIMに取り組むと、必ずやりたくなるのが、環境解析である。BIMの6次元なんて言われ方をして、BIMの必須ツールのように言われている。
たしかにBIMによって、ハードルが低くなったのは、事実である。それは、建物のモデルが、環境解析においても使えるからである。
環境解析、特に流体解析はとても興味があり、BIMが始まる以前にも、一度取組んだことがある。結果は、惨敗で、パラメータの設定が難しく、意味もわからず、やはり専門家でないと無理かなと思っていた。

だが、BIMが始まると、色んな形で広がってゆき、再度取り組んでみることになる。

きっかけは、2009年のビルドライブあたりである。流体解析ソフトメーカーの社長のS氏に、我々のチームの解析をやって頂いた。建物の中央にある吹き抜けに、風がどう流れるかと言うものである。
実にわかりやすく、説得力があった。換気の風が設計意図通りにくるくるとまわりながら、上部を抜けてゆく。これが短い時間でできる、という事で、それ以降もS氏に色々教えて頂き、外部風の解析程度なら、自分でもできるようになった。これが当社での環境解析のきっかけとなり、現在は、設備チームで環境解析を行えるようになった。
その後、 2012年の11月から、設計者のためのBIMによる環境解析、というブログを書き始める。
http://cfdbim.blogspot.jp/
2013年の6月が最後の投稿であるが、久しぶりに読んでみると面白い。

さて、BIM3での取り組みは、次回にします。

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BIM3-設備について

BIMを実行するためには、設備に取り込む必要がある。設備については、ある企業にお願いして、天井のない部屋の配管の納まり確認などを行った。
設計事務所からは、その部屋の室内パースが渡されたが、こんなに綺麗に納まるはずがない、というのが、設備担当者の意見であった。
案の定、モデルを立ち上げても、設備担当者が思うように、イメージと異なっていた。REVITのモデルを見ながら設計事務所と何度も打ち合わせを行った。その場で設備機器のレイアウトを変えたり、配管の高さを変えたり、という作業を行った。
出来上がったその部屋の天井はとても綺麗だった。例えるなら、新車のボンネットを開けた感じ。
出来上がる前に、当事者間で、確認、検討する。いわゆる見える化ってやつだが、実際すごく重要な作業である。これが、設備の施工を、している最中もしくは施工後に修正指示が起きたら、現場は混乱し、工程は狂い、コストもかかる。
最近では、サブコンさんも、設備モデルを提供して頂ける場合も出てきた。だが、それは施工図のための事が多く、出される時期も遅いことが多い。
さらに、設備専門CADで書いたデータは、IFCモデル、つまり完全互換データではなく、ハリボテの形状に、ある程度の情報が付加されたものなので、設備機器の位置を変えたら配管ルートが変わる、なんて事はない。
本当は、REVITのモデルが日本の専門CADとデータの双方向完全互換が出来たらいいのだけれども。

設備のBIMは、私の中でいろいろ整理する必要があると感じている。

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BIM3 鉄骨について

こういった複雑な建物をBIM化する場合、構造躯体のモデルが重要になる。一般的な建物なら、意匠を先に決めて、そこに構造を入れるということができるが、二次元では到底追えない寸法が発生する場合、構造躯体を3次元で決めて、そこから仕上げ寸法を追い出すことになる。
今回は、外注で鉄骨の情報加工をテクラでお願いした。テクラは、自由度の高いソフトなので、こういった作業に向いている。社内でも、システム建築では、当たり前に使われており、使える者もいる。
鉄骨は、自社工場で製作した。当社の鉄骨工場はSグレードで、超高層以外の鉄骨なら、製作が可能である。
この仕事の流れは、ほぼ上手くできたが、問題があるとしたら、テクラとREVITのデータ連携である。外注業者はREVITは使えない。だから、どう連携するかは、わからない。結局生データを貰って、テクラの使える担当者にお願いした。ただし、ボルトまで出すとREVITが固まったりするし、不要なデータを消したりの作業は必要となる。変換自体も、双方のソフトのバージョンに相性が存在してて、どの組み合わせが最適か?なんてことになる。
社内にテクラを使える者がいたから解決できたが、データ連携はBIMにおいて必須だが、必ずしもうまくいくとは限らないと感じた。
当社自社工場で製作した鉄骨は、テクラによる情報加工のデータをもとに、いい仕事であった。何故かを考えると、そのモデルが施工モデルの中心にいるので、三次元上で納まっているからだろう。
二次元のCADデータは、モノづくりには向かない。特に設計変更が繰り返し起こる建築の分野においては。
何故ならどんなに頑張っても、図面がふえれば増えるほど、不整合が産まれてしまうことは致し方ないからである。

工場の製作担当者は、複雑な建物が立体化された事で問題が顕在化し、結果作り直しなどが少なかった、などの感想である。
当社の建物の9割以上は鉄骨である。自社工場を持つBIMのメリットは、これからとなるが、必ずあると思っている。

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BIM3-プロジェクトについて

施工についてのBIMは長くなるので、当社でのBIMプロジェクト3という位置付けから、BIM3とし、連番で投稿する。

最初は、社内でBIM推進委員会を立ち上げ、BIMプロジェクト2も終わった時期に、このプロジェクトの話が持ち上がった。当社が寄贈するという建物に、日本を代表する建築家が設計するという。当社は技術力向上のため、施工は自社でするという事である。
当然のことながら、素晴らしいデザインであるが故に、当社にとっては難しい仕事であった。
今にして思えば、無謀な部分もあったが、とにかくなんとかしようと思い、計画を練り始めた。
意匠と設備はREVIT、構造は鉄骨はテクラで工場連携、地下などはREVIT、データ連携として、バズソーを使う。ま、その時としたら、定番メニュー。
だが、施工モデルという、緻密なモデルを誰が作るのか?、設備モデルはどうするのか?少なくとも自分たちには、悲しいことにその技量はなかった。
思い余って、ユーザーグループの施工部会に出た時、アクティブに発言されてた方に声をかけた。すると、タイミングが良かったのか、トントン拍子に話が進み、その現場に入って頂くことができた。
彼がいなかったら、このプロジェクトは、成功しなかったであろう。施工図、REVIT、コンピュータのスキルがずば抜けていて、現場所長の意図をよく汲んで、約2年、プロジェクトを支えてくれた。
おかけで私は後方支援で良かった。テクラのデータをREVITに取り込めるように変換したり、当時の私のスタッフに鉄骨階段のモデルを作らせたり、そんなこと。
現場が終わるころ、その彼に、また新たなお願いをする事になるが、その話は別にしよう。
BIMは、所詮道具にすぎない。それを使ってモデルを作るのも、施工に生かすのも、人である。彼の緻密なモデルが現場所長の信頼を得て、現場に役立てることが出来たのも、人の繋がりがあったからである。
まあ、所長も彼も、設計から現場支援に出ていた担当者も、血液型はAB。さぞかしシビアなやり取りがあったんだろうな、とは想像できる。
出来上がった建物は素晴らしいものだった。これは、BIMで出来た、なんて言えないが、確実に役に立っている。
それだけで、このプロジェクトの成果があったとは思うが、彼がいなかったら、大変なことになっていたであろう。やはり、プロジェクトである以上、もっと組織的に業務が進むように計画しなければならないとも感じた。

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続 昔のブログ

昔のブログは2009年の11月で終わっている。そこから途絶えて自然に消えた感じですね。その3年の間は、丁度私がRUGの会長として、頑張っていた時期だ。

2009年の10月に、書いた投稿がある。
タイトルは「何のためのRevitか?何のためのBIMか?」というもの。BIMの現実と理想のギャップに悩んでいる。

BIMで、何かが変わるなんて思ってしまうんですが、なかなかそんなうまい話はありません。
期待値はとっても高いんですが、日本で本当にBIMで成功したと言える会社はどれだけあるんでしょうか?BIMだから、この不況期に仕事をくれるという奇特な方がどれだけいるのでしょうか?
現実はそれほど甘くはないですよね(笑)

これを書いた6年前の自分に、未だに大きく変わっていないと、言わねばならぬ現実がある。だが、変わる兆しは、見えてきた。

こねブログのさらに5年後、私はどんな事を書いているだろうか?
見れるものなら、見てみたい。(笑)

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昔のブログ

施工については、まだ書き足りないが、他の話題を少し。
実は昔にもブログを書いていた。Autodesk REVITと秘密の部屋というブログ。もう、パスワード忘れたので、追加も修正もできないので、放置状態である。
最初の投稿が、2006年10月14日【なんとなく】というタイトルで始まるあたり、私らしいと思う。
9年前なので、もう何を書いたか覚えていない。だから、昔書いた日記を読んでいるようなものです。
最初の投稿で、こんなことを書いている。

今の「図面」ってどう思います?
建物の情報を伝達するにはすでに時代遅れなんじゃないかと思うのです。
建物は当然立体ですから、立体的に設計を行ったほうがよいっていうのは当たり前ですよね。

あれから9年、あの時から、どう変わったのだろうか?確かにいろいろ経験したけど、まだまだ、あの時描いていた夢は、実現できていませんね。

9年前の自分に負けないように、今を頑張ろう。
今後、あのブログを時々引用することにします。(笑)


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