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Autodesk Revit公式トレーニングガイド

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シンガポールのBIM

 シンガポールのBIMについて、様々な情報が届いてる。確認申請はBIMだとか、BIMマネージャーの資格があるらしいとか。一度見てみたいものだと思っていたら、今年の1月に、視察に行く機会を得た。
 ここで見たこと、感じたことは山ほどある。これらは今後の糧となってゆくだろう。帰ってきてからのBCA(シンガポール建設局)が公開している英語の資料を、眺めている。英語ができれば苦労しないんだけども、この宝の山で、なかなか読み進んでいかない自分が少し悲しい。
 でも眺めていると少しづつ理解できてくる部分がある。たとえば、BEP(BIM Execution Plan)についてのガイドラインがあるので、少し紹介してみたい。
WS000319.jpg
 「BIM実行計画」と書かれたこの資料は、どうやら「BIMプロジェクトの実施計画」のようである。BEPには8つのステップがあるということである。WS000320.jpg

ステップ1
  BEPテンプレートにプロジェクト情報を記載する。BEPテンプレートというのは、BIM実施計画書の雛形のようである。BEPテンプレートのプロジェクト情報というのは下記で、この例では、プロジェクト名・プロジェクト番号・契約タイプ・伝達方法・プロジェクトの概要と住所といった基本的な情報である。
WS000321.jpg 

ステップ2
 プロジェクトの組織を記載する。特に、BIMマネージャーとBIMコーディネーターが誰かを明確にする。
WS000322.jpg 

ステップ3
 プロジェクトの目標を定義する。プロジェクト目標を達成するために、BIMをどのように使うのかを定義しておく。
WS000323.jpg 
 プロジェクトの目標を最初に立てておくのは、当たり前だが、実際にはできていないように思う。より具体的な目標の設定が必要である。

 ステップ4
 プロジェクトの「BIMユースケース」と成果物を定める。付加価値のある「BIMユースケース」を確認しておく。
WS000324.jpg 
 「BIM USE」というのが一つの言葉として意味を持っているようである。各段階でのBIMの使い方といった意味だと思われる。

 ステップ5
 「BIM USE」ごとに、BIMの成果を確認する。誰どの段階でBIM USEによる成果を出すかを決めておく。ファイル命名則・モデル構造の確認、使用するソフトとファイル連携フォーマットを決めておく。
WS000325.jpg 

 ステップ6
 ルールによるモデル要素を定義する。
WS000326.jpg 

 ステップ7
 コラボレーションのプロセスを定義する。BIMデータ作成工程によるプロジェクトフローを定義する。
WS000327.jpg 

 ステップ8
 BIMの技術環境を整備する。BIM活用ソフトウェアの一覧を作る。クラウドなどのワークスペースやデータベースとの連携を計画する。
WS000328.jpg 

 あまりうまく訳せてないようにも思うが、シンガポールでは、BIMを細かく定義し、それを実施することで、確実に成果を上げるといった手法がとられているように思う。
 日本では、BIMについての共通のルールや考え方がなく、各社がそれぞれに、ルールを作って、それぞれBIMに取り組んでいる。こういったことが、BIMの普及の遅れを産んでいるような気がする。というようなことを、考えたりした。


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